煉瓦製造にて発足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:02 UTC 版)
北陸窯業の発祥は終戦間もない昭和19年に越前焼の産地として歴史の古い現在の福井県丹生郡織田町矢倉地籍において創業者福島文右衛門が当時の軍の要請に基づき軍事物資としての赤煉瓦製造を目的とした工場を建設、製造を開始したことによる。この地は、日本六大古窯の一つ越前焼の中心地域で中世室町時代より近辺から豊富に産出する陶土を利用しての生活雑器等(水瓶、種子壷)、比較的大型の焼物の盛んなところで、その伝統は今も受け継がれている。創業者は、この恵まれた地下資源の活用と地場産業の振興に役立たせたいと考えるとともに、工場敷地横には鉄道(鯖浦電気鉄道)が敷かれていたことから将来輸送量の増加を考慮して立地した。翌20年3月資本金60万円北陸窯業株式会社の名称で設立登記を行い、会社は発足。設立時の発起人は、福島文右衛門のほか3名。
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