漫画とグラフィックノベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:12 UTC 版)
「フェミニストSF」の記事における「漫画とグラフィックノベル」の解説
フェミニストSFは、漫画やグラフィックノベルといった媒体にも広く見られる。1960年代のマーベル・コミックには強い女性のキャラクターが時おり登場しているが、ステレオタイプな女性的弱さを持っていることが多く、激しい乱闘の後で卒倒するなどといった描写がある。1970から80年代、真の女性主人公がコミックのページに見られるようになった。そこから自らフェミニストを名乗る Ann Nocenti、Linda Fite、Barbara Kesel といったライターが登場した。コミック制作における女性の進出と共に、「卒倒するヒロイン」は徐々に見られなくなり過去のものとなった。しかし、Gail Simone などの一部の女性コミックライターは、未だに女性がプロットの道具にしか過ぎないと主張している(en:Women in Refrigerators を参照)。 最初に登場した強い女性キャラクターの1人としてワンダーウーマンがおり、William Moulton Marston と Elizabeth Holloway Marston という夫婦のチームが原作者である。ワンダーウーマンは1941年12月、All Star Comics 第8巻で初登場した。リンダ・カーター主演でテレビドラマ化され、2009年にもアニメ化されている。 少女漫画では萩尾望都の作品がフェミニストSFとされており、アーシュラ・K・ル=グウィンの影響が強いといわれている。
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