演劇、映画とは? わかりやすく解説

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演劇・映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/10 01:35 UTC 版)

演劇・映画』(えんげき・えいが)は、かつて存在した日本の月刊誌である。

略歴・概要

1922年(大正11年)5月には雑誌『女性』、1923年(大正12年)12月には雑誌『苦楽』(第1期)をそれぞれ創刊してきた大阪の化粧品会社・中山太陽堂(現クラブコスメチックス)が経営する出版社、プラトン社が、菊池寛の『文藝春秋』と同社の『苦楽』が組んだ「ドラマリーグ」で共同編集した映画と演劇のための雑誌である。編輯人(編集人)はプラトン社の川口松太郎1925年(大正14年)の暮れに、創刊号(大正15年1月1日付発行)をリリースした。

まったく同時期の11月末に、東京の大日本雄辯會講談社(現講談社)が大衆娯楽雑誌『キング』を創刊(大正15年1月1日付発行)、いきなり50万部を刷って完売、増刷していた。これに対抗する新雑誌という目的もあった[1]

プラトン社の小山内薫、川口松太郎、文藝春秋社の菊池寛、『苦楽』執筆者の江戸川乱歩らが執筆した。『苦楽』を編集した直木三十五(当時「直木三十三」)は、前年3月に奈良に映画制作プロダクション「連合映画芸術家協会」を設立、映画製作に乗り出し、編集の現場からは離れていた。1926年(大正15年)7月に発行した第8号「大正15年8月1日号」をもって、休刊となった。全8号。

『女性』と『苦楽』とはひきつづき、2年後、プラトン社が廃業する1928年(昭和3年)5月まで発行された。

同雑誌は、その後、復刻されている。

ビブリオグラフィ

  1. 大正15年1月1日号 (1925年12月発売) - 創刊号
  2. 大正15年2月1日号 (1926年1月発売)
  3. 大正15年3月1日号 (1926年2月発売) - 江戸川乱歩「半七劇素人評」掲載
  4. 大正15年4月1日号 (1926年3月発売)
  5. 大正15年5月1日号 (1926年4月発売)
  6. 大正15年6月1日号 (1926年5月発売)
  7. 大正15年7月1日号 (1926年6月発売)
  8. 大正15年8月1日号 (1926年7月発売) - 廃刊号

脚注

  1. ^ 松岡正剛の公式サイト「松岡正剛の千夜千冊」内の記事「直木三十五『南国太平記』上・下」(2001年8月24日)の記述を参照。

関連項目

外部リンク


演劇、映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:07 UTC 版)

「虫の音」記事における「演劇、映画」の解説

能楽松虫』は、 古今和歌集仮名序の「松虫の音に友を偲び」や、古今和歌集詠み人知らずの「あきののに人松虫のこゑすなり我かとゆきていさとふらはむ」などがモチーフとなっている。松虫の「」が「待つ」を連想させるとされ、詞章には「きりはたりちよう。つづりさせてふ蟋蟀きりぎりす茅蜩ひぐらし)」等、虫の音表現がある。また白居易の「酒功賛」の引用や、男色解釈見られる日本舞踊京舞)『虫の音』は、能楽の「松虫」に拠るもので、井上流代表する作品のひとつ。 狂言月見座頭』は、中秋名月の夜、座頭虫聴きをするため野辺出かける映画たそがれ清兵衛』(1988年山田洋次監督)では、清兵衛内職虫かご作っている。

※この「演劇、映画」の解説は、「虫の音」の解説の一部です。
「演劇、映画」を含む「虫の音」の記事については、「虫の音」の概要を参照ください。

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