港明地区 - 竜宮地区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 03:59 UTC 版)
「名古屋高速4号東海線」の記事における「港明地区 - 竜宮地区間」の解説
4号東海線のうち、既設道路上を通さない区間として港明出入口 - 国道23号竜宮IC間がある。この内、港明側は港北公園(東園)内を通過し、それより東側は全くの新設道路たる名古屋市道港楽木場町線と並行して東進し、堀川に架かる「きらく橋」を通過する。「きらく橋」は上下2層式で、下層が港楽木場町線、4号東海線が上層を通る。橋以東は最初の都市計画決定を見た1970年(昭和45年)当時は貯木場であったが、のちに埋め立てが行われ、公営の高層マンションが林立する住宅街へと変貌した。そこに木場出入口を配した路線計画が立てられたが、先に計画されたのは都市高速であって、高層住宅が建設されたのはその後であるにもかかわらず、住宅街に出入口が割って入ることから相応の住民対応と対策が必要とされた。また、この区域は店舗や倉庫があって、埋め立て地であることから一区画の面積が多大で、それに見合う代替地の確保が課題となった。いずれの問題も埋め立てに関係するが、港北公園(東園)一帯も元は中川運河の支線であることから、この付近は埋め立て箇所だらけということになる。いずれにしても、この区間は貯木場はじめ運河の埋め立てにまつわる逸話が多く、歴史的に港湾に関係の深い区域である。なお、船見出入口一帯も以前は広範囲な貯木場で、のちに埋め立てを実施していることで、橋脚建設に先立って地盤改良を施している。 港北公園(東園)内を通過。橋脚を含めた手前側は元は中川運河の港北支線だった。 市道港楽木場町線との並設区間。画像奥の右寄りは以前は住友運河だった。 上下2層式のきらく橋。2004年の完成当初は上層道路はなく下層の市道港楽木場町線のみ開通した。 木場出入口と隣接する公園。この区域は元は貯木場だった。 奥に国道23号竜宮ICを望む。手前は県道225号名古屋東港線。 船見出入口付近。手前側の道路も含めて画面に見える区域の全てが元は貯木場だった。
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