深野のだんだん田(飯南町)
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出展:日本の棚田百選 | ![]() |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/15 | 4.7 ha |
維持・保全・利活用状況 |
棚田の開発は、今から約430年以前(室町時代末期)から始められ当時深野上郷は北畠氏の重要な拠点であり、白猪山の西約1.5km付近に「のろし場」があり見張りの侍等が詰めており、その侍たちの食糧確保のため棚田が開墾されたといわれており、現在も水田として利用され、石積みは雑草もなくよく維持管理されている。 |
推薦項目 | 国土保全 景観 |
推薦理由 | 国土保全:当地域は中央構造線の沿線にあり、地盤が緩く急傾斜であるため土砂等の流失が発生しやすいが、棚田の形成によりその防止を図るとともに急傾斜地での洪水等による被害も防止している。 景観:本棚田は平均斜度1/30の急傾斜地にあり、少ない耕地を有効に活用するため石積みで形成され、よく管理がなされており周囲の景観とよく調和している。また、当地域は松坂牛の肥育地で、牛に与える稲藁を確保するため、秋にはハザ掛けやわらつんぶり等の景観が楽しめる。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 550 枚 | 水 源 | 記入なし |
事業導入 | 記入なし | 法面構造 | 記入なし | |
開発起源 | 近代(明治~昭和20年) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 129 戸 | 10a当収量 | 120 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.27 ha/戸 4.26 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 生け花用花弁類。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
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