海軍旗、別名『レベル・フラッグ 』とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 海軍旗、別名『レベル・フラッグ 』の意味・解説 

海軍旗、別名『レベル・フラッグ (Rebel Flag)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 15:47 UTC 版)

アメリカ連合国の国旗」の記事における「海軍旗、別名『レベル・フラッグ (Rebel Flag)』」の解説

アメリカ連合国海軍の旗はサザンクロスとも呼ばれ南軍旗の長方形版であり、普通5フィート×3フィート縦横比3:5)である。対角線を結ぶX字型の青は南軍旗よりも明るい青である。連合海軍艦船1863年から1865年までの間、翻っていた。なおこの旗は停泊中の艦首旗竿に掲揚される艦首旗船首旗jack)であり、停泊中および航海中の艦尾掲揚される軍艦旗 (naval ensign) ではない。 デザインはもともとサウスカロライナ州下院議員ウィリアム・ポーチャー・マイルズが、アメリカ連合国最初国旗制定する際に提出した案だった。しかし連合政府ズボンつりサスペンダーのようだとしてこれを採用しなかった。このデザインその後前述のとおりテネシー陸軍ほかいくつかの陸軍部隊軍旗として利用し、やがて南軍陸軍全体の旗のデザイン流用されることになる。長方形のオリジナルデザインはその後海軍1863年から使用することになった時にこのX字型が聖アンデレ十字 (Saint Andrew's Cross) とみなされることがある。しかしマイルズ提案がこれについて何も語っていないため、聖アンデレ十字南部結びつける本来の意図があったのかどうか不明である。聖アンデレ十字スコットランドの国旗青地白十字)であり、ロシア海軍軍艦旗白地に青十字)でもある。聖アンデレはX字型の十字架かけられ殉教した十二使徒1人で、スコットランドロシア双方守護聖人でもある。中世の伝説では、そのX字型の十字架スコットランド海岸打ち上げられたという。南北戦争時南部白人多くイギリス出身であったが、19世紀にはその白人のうち4分の3スコットランド人かアルスター・スコッツ(北アイルランド移住したスコットランド人)の末裔だったという説もある。そこから、スコットランドシンボルである聖アンデレ十字南部シンボルとしてよりよく受け入れられたという見方もある。 今日では、このデザインアメリカ南部の最もよく知られシンボルであり、南部では普通「レベル・フラッグ(抵抗の旗、反逆の旗)」「ディキシー・フラッグ」と呼ばれている。また、誤ってこれを「連合旗 (the Confederate Flag)」と呼ぶこともある。(Confederate Flag は、正確には上に示した三つ種類国旗を指す。)

※この「海軍旗、別名『レベル・フラッグ (Rebel Flag)』」の解説は、「アメリカ連合国の国旗」の解説の一部です。
「海軍旗、別名『レベル・フラッグ (Rebel Flag)』」を含む「アメリカ連合国の国旗」の記事については、「アメリカ連合国の国旗」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「海軍旗、別名『レベル・フラッグ 』」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

海軍旗、別名『レベル・フラッグ 』のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海軍旗、別名『レベル・フラッグ 』のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアメリカ連合国の国旗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS