海外における学校支援ボランティア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/03 03:02 UTC 版)
「学校支援ボランティア」の記事における「海外における学校支援ボランティア」の解説
海外では日本よりもボランティア活動が盛んであり、数多くのボランティア団体が存在する。例えば、3000以上の非営利団体、公共機関、信仰を基盤とした組織のネットワークであるアメリコーが有名である。ビル・クリントン元大統領によって1993年に組織され、毎年7万人が活動している。1994年以来、40万人以上の会員を数える。活動内容は学校支援から清掃活動にいたる。また、ニューヨークには、ラーニング・リーダーズという非営利団体が存在する。この団体では、ニューヨークにある公立の幼稚園から高校までの子供たちに対して、読み聞かせ活動、英語を母語としていない子供たちへの英語学習、数学などの他の教科学習など、様々な支援活動を行っている。芸術や読書の楽しさを普及する活動なども行われている。現在のところ、15000人のボランティアが関わっており、79%が公立学校に子供を通わせる保護者である。 欧米では、学校の教室におけるカリキュラムと地域の子供たちに対して行われる意義ある奉仕活動をつなぐために、その指導、学習、振り返りを行うサービスラーニングという方法論が存在している。これは日本で言う学校支援ボランティアを、それを行うだけに留めず、その経験から学び、さらにそれを高めることによって、より豊かな活動とするとともに、市民としての責任や生涯を通じたかかわりを育む意図が含まれている。これは、今後の学校支援ボランティアの1つの可能性を示唆している。
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