泥の河とは? わかりやすく解説

どろのかわ〔どろのかは〕【泥の河】

読み方:どろのかわ

宮本輝小説昭和30年代大阪の、二つの川が合流し安治川となる地域舞台に、少年信雄と周囲人々関わりを描く。「文芸展望」誌の昭和52年19777月号に発表第13回太宰治賞受賞。「蛍川」「道頓堀川」とあわせ三部作をなす。小栗康平監督により映画化


泥の河

作者宮本輝

収載図書蛍川
出版社角川書店
刊行年月1986.6
シリーズ名角川文庫

収載図書蛍川
出版社講談社
刊行年月1991.4
シリーズ名講談社英語文庫

収載図書宮本輝全集 第1巻 泥の河・蛍川道頓堀川
出版社新潮社
刊行年月1992.4

収載図書蛍川・泥の河
出版社新潮社
刊行年月1994.12
シリーズ名新潮文庫

収載図書宮本輝短篇
出版社集英社
刊行年月2007.11


泥の河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 02:06 UTC 版)

泥の河」(どろのかわ)は宮本輝の小説。1977年『文芸展望』18号初出、1978年筑摩書房より刊行された『螢川』に収録。宮本はこの作品で第13回太宰治賞を受賞し作家デビューしている[1]1981年に木村プロダクション[2]により自主制作の形で映画化された[1][3][4][5][6]


  1. ^ a b c d e 小栗康平 見ること、描くこと IMAGE LIBRARY NEWS 第21号 (web版) – 武蔵野美術大学 美術館・図書館イメージライブラリー
  2. ^ コラム 『日本映画の玉(ギョク)』 木村元保さんのこと Text by 木全公彦
  3. ^ a b 相原斎 (2015年10月23日). “「いい映画だが、商売にはならん」小栗監督の魅力”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2015年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 望月苑巳 (2017年8月16日). “知って得する名画トリビア上映できる映画館なかった自主製作映画「泥の河」 幸運恵まれ全国公開、日本アカデミー賞の最優秀監督賞へ”. ZAKZAK by 夕刊フジ. 産業経済新聞社. pp. 1–2. 2018年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月9日閲覧。
  5. ^ a b c d 事務局オフタイム【第202回】「泥の河」午前十時の映画祭事務局 武田和(川喜多記念映画文化財団代表理事)他
  6. ^ a b c d “映画の旅人 最後まで「ありえない話」 「泥の河」 不運な人間への痛切な感情 名古屋市中川区”. 朝日新聞be on Saturdaye1–2 (朝日新聞社). (2013年4月12日). オリジナルの2013年9月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130925065445/http://www.asahi.com/shopping/articles/TKY201304110191.html 2023年8月18日閲覧。 
  7. ^ 2011年10月26日放送 文化放送 大竹まこと ゴールデンラジオ! 大竹メインディッシュ
  8. ^ a b c d e f g h i 「時代に新風を吹き込んだ映画作家 小栗康平」『キネ旬ムック 1980年代の映画には僕たちの青春がある』キネマ旬報社、2016年9月、120-121頁。ISBN 978-4-83736-838-0 
  9. ^ a b c d 大林宣彦・中川右介『大林宣彦の体験的仕事論 人生を豊かに生き抜くための哲学と技術』PHP研究所、2015年、240頁。ISBN 978-4-569-82593-9 
  10. ^ 内藤昭 (聞き手)東陽一『映画美術の情念東映』リトル・モア、1992年、231頁。ISBN 4-947648-07-4 


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