法的な状態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:25 UTC 版)
ヌーディストビーチを含め、世界中のほとんどのビーチは公有地内にある。つまり、ビーチに隣接する民間のリゾートやホテルは、その敷地をフェンスで囲って出入りを規制することはできても、実際のビーチのエリアを個人で所有することは、ほとんどの国で認められていない。そのため、リゾート地では、所有する敷地内への立ち入りを規制したり、敷地内において服装の基準を設けたりすることはできても、隣接するビーチにまでその基準が適用されるとは限らず、現地の法律や慣習に従うことになる。また、ビーチ自体への一般の立ち入りは制限されないのが普通である。カリブ海の島々、メキシコ、フロリダなどがそうである。例えば、ジャマイカのネグリルにあるセブンマイル・ビーチでは、ビーチにはプライベート・リゾートが立ち並び、砂浜や水際までフェンスが張り巡らされているが、ビーチ自体は一般に開放されている。服装の基準はリゾートごとに異なるが、ビーチエリアは公式に「トップフリー」と定められており、一般の人も自由に利用することができる。 国際ナチュリスト連盟(英語版)(INF)は、加盟団体のために行動規範(英語版)を作成している。INFの行動規範では、ビーチにおけるあらゆる形態のセクシャルハラスメントや、自慰・性交などの性的行為を避けることを求めている。また、セクシャル・プレデターや対象者の許可を得ない写真撮影も許していない。一般的には、他の来場者のプライバシーを尊重することが求められている。規則や社会的圧力によって、他の人を凝視(英語版)することは嫌がられる。 しかし、行動規範を強制することができるヌーディスト・リゾートやホテル内とは違い、多くのヌーディストビーチは公有地内にあるため、ヌーディストビーチの行動規範を守るかどうかは個人の倫理感覚にまかされており、それよりも法的な規制に従うことになる。
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