法水麟太郎シリーズ
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元捜査局長で刑事弁護士の法水麟太郎を探偵役とするシリーズ。長編2編と短編8編が書かれている。 「後光殺人事件」(短編、『新青年』1933年10月) 「聖アレキセイ寺院の惨劇」(短編、『新青年』1933年11月) 「夢殿殺人事件」(短編、『改造』1934年1月) 「失楽園殺人事件」(短編、『週刊朝日』1934年3月) 『黒死館殺人事件』(長編、『新青年』1934年4月 - 12月) - 1935年5月新潮社から単行本刊行。法水麟太郎シリーズの初長編。冒頭に『聖アレキセイ寺院の惨劇』の結末についての言及がある。 「オフェリヤ殺し」(短編、『改造』1935年2月) 「潜航艇「鷹の城」(ハビヒツブルク)」(短編、『新青年』1935年4月 - 5月) - 初出時の題名は「鉄仮面の舌」、『地中海』(ラジオ科学社、1938年)に収録された際に改題。 「人魚謎お岩殺し」(短編、『中央公論』1935年8月) 『二十世紀鉄仮面』(長編、『新青年』1936年5月 - 9月) - 1936年9月春秋社から単行本刊行。作家が「新伝奇小説」と銘打った第二長編。東南アジアから五島列島に架空都市までの広がりをもち、恋愛の要素がある。 「国なき人々」(短編、『オール讀物』1937年8月)
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