民主党内の対立と野党からの批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:25 UTC 版)
「菅おろし」の記事における「民主党内の対立と野党からの批判」の解説
菅直人内閣下の民主党は、消費税引き上げ検討を掲げるなどのマニフェストの見直し、陸山会事件で刑事訴訟の対象となった小沢一郎元民主党代表の処遇問題で、党内対立が深まっていた。2010年9月の民主党代表選挙で菅が再選された後も、党内対立は根強く残った。 同年の第22回参議院議員通常選挙の結果、参議院で与党が過半数割れのねじれ国会となり、民主党は衆議院での3分の2以上の議席の獲得、あるいは参議院での過半数の議席の回復を目指して、各野党と交渉を行なった。しかし政策修正の問題で折り合いがつかなかった上に、参院選敗北の責任者である菅が首相に居座ったことが大きく響き、公明党、社会民主党、たちあがれ日本、自由民主党といずれも交渉に失敗した。 また民主党の衆議院議員16人が民主党政権交代に責任を持つ会(民主会派離脱届組)を結成して民主党会派離脱を表明、松木謙公農林水産大臣政務官が菅政権の政権運営に反発して辞任、佐藤夕子が地方選挙で減税日本の候補を応援するために民主党に離党届を提出するなど、民主党の国会議員の党執行部離れを印象づけるできごとが発生した。
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