民主党内における立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 22:41 UTC 版)
「参院のドン」と呼ばれ、参院民主党の実力者として、党内外に大きな影響力を持っている。かつて自民党の「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄と良好な関係を築き、自民党の参議院運営委員長の鈴木政二とは「携帯電話一本で連絡がつく仲」であり、自民党とも太いパイプを持っている。自民党側も「輿石は決められた参院のスケジュールは必ず守る」と評価している。 幹事長兼務後は、党の衆参議員を束ねる実力者として「民主党のドン」とも呼ばれた。 幹事長ながら党役員人事のみならず閣僚人事にも大きく関わり、人選には当選回数や年齢を重んじる。また側近議員を多く要職につけてきた。 海江田万里や細野豪志の後見役を自任していた。しかし、細野が野党再編に積極的であり参院選後に代表選実施を主張したことから「細野はもう終わった」と周囲に語るなど関係は悪化している。 旧社会党出身ということもあり横路グループと赤松グループに所属している。小沢一郎の盟友だが小沢より年上ということもあり、言うべきことは言う姿勢をとっている。 小沢は、自身と菅直人・鳩山由紀夫の「トロイカ体制」に輿石を加えた4人を「トロイカ+1」と称している。 民主党の参議院の大物議員としては、他に江田五月・北澤俊美などがいるが、「参院をまとめられるのは輿石さんしかいない」という党内の声も強い。その反面で党内刷新を望む若手中堅議員の中には快く思っていない議員も多く副議長就任も体の良い左遷とも呼ばれている。
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