残された名誉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 08:49 UTC 版)
サン=ナゼールの名は戦闘名誉章(Battle honours)の1つとして残され、これはコマンドスに送られた38の名誉章の1つでもある。この作戦はまた、「史上最大の襲撃」(The Greatest Raid of All)とも呼ばれた。生存者らは戦友会組織としてサン=ナゼール協会(St Nazaire Society)を設立した。 ファルマスにはサン=ナゼール襲撃を称える記念碑が設置された。この記念碑には次のような碑文が刻まれている。 「 OPERATION CHARIOTFROM THIS HARBOUR 622 SAILORSAND COMMANDOS SET SAIL FORTHE SUCCESSFUL RAID ON ST. NAZAIRE28TH MARCH 1942 168 WERE KILLED5 VICTORIA CROSSES WERE AWARDED———— · ————DEDICATED TO THE MEMORY OFTHEIR COMRADES BY THE ST. NAZAIRE SOCIETY 」 「 チャリオット作戦この港から622名の水兵とコマンドスが出発しサン=ナゼール強襲を成功させた。1942年3月28日、168名が戦死し、5人がヴィクトリア十字章を受章した。———— · ————サン=ナゼール協会より 戦友の記憶に捧ぐ。 」 1987年10月7日、22型フリゲートの1隻として、2代目の「HMSキャンベルタウン(英語版)」が就役した。2代目「キャンベルタウン」就役の際には、第二次世界大戦後に回収されアメリカ・ペンシルバニア州キャンベルタウン(英語版)に寄贈されていた、初代「キャンベルタウン」の号鐘が積み込まれた。1988年、キャンベルタウンの住民らは2代目「キャンベルタウン」の退役まで英海軍に号鐘を貸し出す事に同意。2011年6月21日、2代目「キャンベルタウン」の退役に伴い、号鐘がキャンベルタウンに返還された。 2002年9月4日、国立記念植物園(英語版)は、チャリオット作戦参加者を称える記念樹の植樹を行なった。この記念樹には、次の碑文を刻んだ記念碑が添えられている。 1942年3月28日、サン=ナゼール強襲にて戦死した水兵およびコマンドスの記憶に捧ぐ(In memory of the Royal Navy Sailors and Army Commandos killed in the raid on St Nazaire on 28 March 1942)。 2007年、ジェレミー・クラークソンはBBCの番組内でドキュメンタリー『The Greatest Raid of All Time』を紹介した。
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