死刑制度をめぐる国際社会の現状とは? わかりやすく解説

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死刑制度をめぐる国際社会の現状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:04 UTC 版)

死刑存廃問題」の記事における「死刑制度をめぐる国際社会の現状」の解説

世界195ヶ国の色分け次の通り。(2022年現在) 青 :あらゆる犯罪対す死刑廃止108ヶ国) 緑 :戦時逃走反逆罪などの犯罪死刑あり。それ以外死刑廃止(7ヶ国) 法律上死刑制度維持。ただし、死刑過去10年以上実施していない死刑執行モラトリアム国。もしくは死刑執行しないという公約をしている国。(26ヶ国) 赤 :過去10年の間に死刑執行行ったことのある国(54ヶ国) となっている。 死刑廃止世界趨勢すうせい)であると主張する死刑廃止派であるアムネスティ・インターナショナル調べによると、2014年現在96ヵ国が死刑全面的に廃止し、9ヵ国が通常犯罪にのみ死刑廃止している。ただし、人口の多い中国インドアメリカインドネシア日本といった国では依然として死刑存続しているので、人口比では「世界趨勢」とはなっていない。他に、通常犯罪対す死刑制度存置しているが10年以上死刑執行していない国が34ヵ国あり、これらの国には死刑行わない政策ないし確立され慣例があると認められる2010年新たに死刑全面的に廃止した国としてガボン共和国あげられる2010年現在58ヵ国が死刑制度存置している。これらのうち日本を含む23ヵ国が2010年死刑執行し少なくとも527名に対す執行確認されている。ここには、中国行われたとみられる数千件の執行含まれていない中国では死刑執行に関する統計国家機密になっている考えられアムネスティ・インターナショナル中国について2009年より、死刑執行(最低)件数報告止めている。他にベラルーシモンゴルでも死刑執行国家機密として扱われマレーシア北朝鮮シンガポールについては情報入手困難である。ベトナムでは死刑執行件数公表法律禁止されている。2010年死刑宣告は、67ヵ国で少なくとも2,024に対して行われている。現在、少なくとも17,833人が死刑宣告下にある。

※この「死刑制度をめぐる国際社会の現状」の解説は、「死刑存廃問題」の解説の一部です。
「死刑制度をめぐる国際社会の現状」を含む「死刑存廃問題」の記事については、「死刑存廃問題」の概要を参照ください。

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