武警系列時代とは? わかりやすく解説

武警系列時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 14:11 UTC 版)

中国海警局」の記事における「武警系列時代」の解説

上記のように、「国家海洋局法執行任務を行う場合名義としての中国海警局」という状態は、組織管理複雑さ権限曖昧さなど、多く弊害があった。そしてまた習近平党総書記は、安定性抑制犠牲にして、中国海洋権益主張擁護する能力構築行使優先してきたこともあって、海洋石油981を巡る事案の際に(中国海警局なかでも辺防海警主導的な役割果たしたように、対外的な海洋権益確保の際には、文民組織よりは、軍人による法執行機関のほうが有利であると考えられるようになっていった。 2018年3月開催され中国共産党第19期中央委員会第3回全体会議において「党と国家機構改革深化方案」が採択されて、武装警察部隊再編制が行われることになった。そしてその一環として中国海警局は、国務院組織管理下から離れて武警系列組み込まれることになった同年6月22日には、第13全人代常務委員第3回会議において「中国海警局海上法執行権限行使に関する決定」が採択されて、武警系列下での中国海警局任務職責概要提示された。またこれと前後して武警部隊中央軍事委員会一元的指揮下に置かれることも決定された。 なおこの改革伴って国家海洋局そのもの発展的に解体され国土資源部国家測量地理情報局などと統合され自然資源部が設置され、「国家海洋局」の名義はこちらが引き継ぐことになった

※この「武警系列時代」の解説は、「中国海警局」の解説の一部です。
「武警系列時代」を含む「中国海警局」の記事については、「中国海警局」の概要を参照ください。

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