武谷三男の「三段階論」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:44 UTC 版)
「科学的方法」の記事における「武谷三男の「三段階論」」の解説
理論物理学者の武谷三男は、科学理論の進展は以下の現象論、実態論、本質論の三段階を経ると考えた。 現象論:個々の事象の知識を集める段階。 実体論:少数の実験結果に対して当てはまりのよい理論を作る段階。 本質論:統一的な視座から物事を説明する段階。 三段階論は、主に科学の一つの領域の進展を考察したものであるが、現象論的な知識が十分ではなくて直ちにその原因を思惟するとき形而上学に陥るという点においてなど、個々の一研究(一つの論文レベル)についても学ぶところが多い考え方である。
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