武州多摩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 14:10 UTC 版)
「あかね色の風 -新撰組血風記録-」の記事における「武州多摩」の解説
第一話の舞台であり沖田が新選組の母体となった試衛官の仲間達と京に向かう前まで過ごした場所。 みづき 庄屋の家に女中奉公していた少女。沖田の想い人であり、彼女もまた沖田を想い、彼の家の家紋を刺繍した羽織を繕っていた。 京に向かう前夜に沖田達天然理心流に敗北した堀内道場の者たちが庄屋に押し込んできた時に強姦に会いそうになるも、沖田への想いに殉じ自ら舌を噛み切る。死の淵に、騒ぎを聞きつけてやってきた沖田へと手縫いの羽織を渡し、京での武運を祈りながら息を引き取る。 多摩川原での決闘の際、沖田が温情で堀内、荒木らを逃したためにみづきが死ぬこととなり、沖田は一度怒りから剣を抜くも、優しい沖田を好いていたみづきが喜ばないとして結局みね打ちに終わった。 タケ坊、スーちゃん 沖田に懐く子供たち。タケ坊は庄屋の異変を起きたと土方に伝えにやってくる。 庄屋の後妻(しょうやのごさい) 本名不明。庄屋の後妻で、主人には内密に土方と関係を持ち、女中奉公のみづきをこき使っていた。 堀内道場の襲撃を受け堀内に主人を惨殺され、辱めを受けていたが土方に助けられる。 堀内 角兵衛(ほりうち かくべえ) 剣術道場とは名ばかりで押し込み、強姦、辻斬りなどの悪事を働く堀内道場の頭目。 近藤ら天然理心流と敵対しており、荒木を助っ人に雇って決闘するも土方の途中参戦で形勢が不利となると逃げ出し、沖田のみね打ちで全員命拾いする。 しかし改心せずに、金銭目当ての為に攘夷派を自称し、軍資金を手に入れる為に庄屋に押し入るも、主人の首を斬り落としたように自身も土方によって首を斬り落とされた。 荒木 長十郎(あらき ちょうじゅうろう) 堀内が助っ人として金で雇った北辰一刀流の使い手。堀内同様悪事の限りを尽くしており、決闘の前に馬で人を轢き、庄屋押し入りの際はみづきを辱めようとして彼女を自害にまで追いつめた。 沖田の無念を汲んだ土方によって一刀両断される。
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