楽章の構成
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楽章の数は、3か4が基本であり、交響曲では4楽章が多く、協奏曲では3楽章がほとんどである。
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楽章の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 19:24 UTC 版)
第1楽章 - カンパノロジー I 合唱はなくオーケストラのみ。スペクトル解析された梵鐘の倍音がオーケストラで模倣される。2群のバンダと交互に演奏され、鐘の呼び交わしが表現される。 第2楽章 - 首楞厳神咒(しゅれんねんじんしゅう) 男声合唱が加わる。一つの音程を反復する読経の様式で、天台宗の経典が歌われる。その音程が積み重なっていって最後は半音12音全てを含む和音へと発展する。 第3楽章 - カンパノロジー II 合唱はなくオーケストラのみ。第1楽章の主題をより内面に発展させた瞑想的な音楽。 第4楽章 - 摩訶梵(まかぼん) 男声合唱のうち6人のソリストが加わる。前の楽章と同じくオーケストラの鐘の音を模倣した和音が静かに打ち鳴らされる中、「摩訶般若婆羅蜜」(もこほじゃほろみ)の一節をグリッサンドで上下しながら繰り返す。 第5楽章 - カンパノロジー III 作曲者の言葉によれば「全山の鐘が一斉に打ち鳴らされる」場面を描写している。後半からは男声合唱が加わり、ここでは言葉はなく「オー」という発音のヴォカリーズで歌われる。 第6楽章 - 終曲(一心敬礼) 音楽はそれまでの無調から一転して、明確なロ調の旋法に基づく調性的な響きとなる。天台宗の声明「一心敬礼」に基づくメロディが男声合唱で歌われるが、原曲の声明にある経典の歌詞はなく、やはり前楽章を引き継いで「オー」のヴォカリーズで歌われる。同じメロディがオーケストラで展開された後、「永遠の涅槃に達して」全曲を閉じる。
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