中間楽章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 14:08 UTC 版)
「ピアノ協奏曲 (バーバー)」の記事における「中間楽章」の解説
嬰ハ短調が支配的な緩徐楽章で、先行楽章よりもはるかに和らいだ調子である。もっぱら甘く切ない旋律に基づいており、随所で聞こえるヴァイオリンやチェロ、ホルン、フルート、オーボエ、ハープのソロ楽句が趣を添える。曲想や楽章の構成、旋律主題の素朴な性格から、ラヴェルの協奏曲の前例を髣髴させずにおかない(一方、両端楽章は、その激烈な性格やモダンな響きと驀進するリズムから、ブラウニングが得意としたプロコフィエフの協奏曲を連想させる)。メインの主題が変形されるコーダ付きの三部形式。
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