中間温帯とモミ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:19 UTC 版)
中間温帯は気候帯の一種で、温帯のうち暖温帯と冷温帯の間にあると考えられている気候区分である。生態学者の吉良竜夫 (1919 - 2011) の定義では暖かさの指数だけ見た場合には暖温帯に属し、植生としては常緑広葉樹が優先するような場所であるのも関わらず、気温の年較差が大きい(=冬季の気温が低い)ために常緑広葉樹林が成立しないような区域を指す。モミ(およびツガも言われることが多い)やいくつかの広葉樹はこのような気象的なニッチがある場所に出現することが多いとされ、植生学・地理学・生態学などの面から注目されてきた。このような環境に成立する森林は中間温帯林という呼び名のほか、「モミ・ツガ林」、「暖温帯落葉広葉樹林」と呼ばれることもある。
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