ヴィヴァルディの偽作とは? わかりやすく解説

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ヴィヴァルディの偽作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:07 UTC 版)

ニコラ・シェドヴィル」の記事における「ヴィヴァルディの偽作」の解説

1737年、シャドヴィルはジャン=ノエル・マルシャン (Jean-Noël Marchand 1700-1756)と組んでパリ出版社マダム・ボワヴァンから曲集を出版するが、それには「アントニオ・ヴィヴァルディ作曲忠実な羊飼いIl pastor Fido)』Op.13」というタイトルがついていた。シェドヴィルはその出版利益得たが、1989年発見され1749年9月17日付けのマルシャンによる公正証書により偽作証明された。ミュゼットのための作品がなかった偉大な作曲家の名を利用してミュゼット流行らせることが目的だったのかもしれないイタリア音楽への彼の関心は、10人のイタリア人作曲家(と、イタリア人でないヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ、アントワーヌ・マオウ[Antoine Mahaut 1719c. 1785])の協奏曲ソナタミュゼットハーディ・ガーディフルートといった楽器のために編曲した曲集を1739年8月出版するに至る。ヴィヴァルディの「四季」をミュゼットヴァイオリンフルートフランスフルートリコーダーを指すこともあるが)のために編曲したLe printems, ou Les saisons amusantes」(1739年)は面白いくらいに好評だった。彼はヴィヴァルディの「夏」を「協奏曲 ニ短調作品8『和声と創意の試み』の第9番置き換え、「冬」の中間楽章を「秋」に移動し、さらに「冬」を「協奏曲 ハ長調作品8の第12番)」と入れ替えた好き勝手アレンジで、さらには自作旋律まで書き加えている。

※この「ヴィヴァルディの偽作」の解説は、「ニコラ・シェドヴィル」の解説の一部です。
「ヴィヴァルディの偽作」を含む「ニコラ・シェドヴィル」の記事については、「ニコラ・シェドヴィル」の概要を参照ください。

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