極低出生率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 05:52 UTC 版)
極低出生率("lowest-low fertility")という語は、合計特殊出生率(TFR)が1.3以下の場合に用いられる。この現象は、東欧、南欧、東アジアの国々に多く見られる。2001年時点で、ヨーロッパの人口の半分以上が極低出生率国に居住していたが、欧州ではそれ以来合計特殊出生率は微増している。 以下に、1.3以下の出生率を記録した国と初記録年を記載する。ただし、戦争・紛争や国家の統合・分裂など、極度の社会的混乱の発生による例外的な急落は除外する。 国別の極低出生率初記録年 国名 初記録年 出生率 香港 1989年 1.30 ドイツ 1992年 1.29 イタリア 1993年 1.26 スペイン ブルガリア 1995年 1.23 ラトビア 1.27 チェコ 1.27 ギリシャ 1.28 スロベニア 1.29 マカオ 1.24 ロシア 1996年 1.27 エストニア 1998年 1.28 ハンガリー 1999年 1.28 スロバキア 2000年 1.29 ルーマニア 2001年 1.23 リトアニア 1.29 韓国 2002年 1.17 ポーランド 1.25 台湾 2003年 1.24 日本 1.29 シンガポール 1.27 ポルトガル 2012年 1.28 中国 2020年 1.30
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