植栽計画と植栽設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:55 UTC 版)
植栽計画(英: planting design)とは計画対象地をいかなる植栽空間とするか、構想・立案すること、どのような種類の植物を用い、全体をいかなる景観の構成とするか植栽ゾーニングを行い、各部の空間特性にふさわしい機能、配植を考えことが要件となる。 そして植栽設計とは植栽計画に基づき、植栽する植物の種類・形状・位置、植栽型式、植物の組合せ、構成さらには環境圧の除去、植栽基盤整備、養生の方法などの細目を決め、植栽図面、設計図書の作成などの一連の作業を行うことで、植栽設計にあたっては、各部の空間特性に応じた機能を発揮させるための配植を考えることはもちろんであるが、常に全体の統一感を意識して設計にあたることが要件となる。 また、植物の生長の経年変化を十分考慮した植栽密度間隔を決定することも極めて重要である。 その後植栽図面、設計図書を作成し、これを基に植栽工事が行われる。植栽された植物の健全生育を助長し、当初の設計意図、あるいは植栽に課せられている機能を経続的に発揮させるためには十分な植栽管理が必要となる。植栽管理にあたっては、あらかじめ明確な管理目標水準を設定し、実際の管理作業を行うことが要件となる。 なお道路、河川、公園、学校等の公共施設ならびに工場等の植栽にあたっては、植栽面積の割合、単位面積当りの植栽本数などの植栽基準(緑化基準)が国あるいは地方自治体によって定められている場合もある。
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