松風の華【ショウフウノハナ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7830号 |
登録年月日 | 2000年 3月 29日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 松風の華 よみ:ショウフウノハナ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 加藤由博 | |
品種登録者の住所 | 長野県南佐久郡佐久町大字海瀬4727番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤由博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に同色系の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は鮮赤紫色のやや大輪で,切花向きの品種である。草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太,色は緑,強さは強,中空の程度は極小,摘心後の分枝性は中,側らいの発生程度は多,節間長はやや長である。葉身長はやや長,葉幅はやや広,葉の縦横比はやや小,葉柄の長さは短,一次欠刻は深,葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる,表面の色は中,裏面の色は淡,毛じの多少は中,光沢度は強,厚さ及び硬さは中,葉柄の着生角度は上向き,たく葉の有無は殆どの葉に付着,形は3~4深裂以上,大きさは小,分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大,厚みはやや低,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数はやや多である。管状花部の直径はかなり小,管状花数はやや少,分布は集中,長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁,先端の形は歯状,花弁の長さ及び幅は中,外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208),裏面の色は赤紫(同9214),舌状花表面の色の分布状態は均一,外花弁の角度は上向き,花の中心部の色は外弁と同色,花たくの形は平らなドーム状,大きさは中,総ほうの大きさはやや小,花首の太さは中,長さはかなり短,生態分類型は夏秋ギク,開花の早晩性はやや早である。「古都」及び「笑陽」と比較して,葉裂片縁部の重なりの程度が拡がること,たく葉の形が3~4深裂以上であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(長野県南佐久郡佐久町)において,出願者所有の育成系統に同色系の混合花粉を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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