松本高校の生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 17:38 UTC 版)
「どくとるマンボウ青春記」の記事における「松本高校の生徒」の解説
T(堤精二) 西寮対外宣伝部で北の片腕。蹴球部員でもないのに蹴球ばかりやっている。北と競ってドイツ語の単語の暗記にいそしみ、教科書に出てこないような単語ばかりひたすら暗記したあげく、「パピア」(紙)というごく初歩的な単語を忘れてしまい、大学受験に失敗する。のちに国文学者となる。『青春記』では「T」というイニシャルのみ記されているが、のちに、『マンボウ人間博物館』の「新潮文庫版あとがき」で、堤精二であることが明かされた。 T(辻邦生) 北の一年先輩だったが、学校に全く出てこないため二度留年し、北が卒業したときには一年後輩になっていた。理論派として学生たちの間に隠然たる存在感を持つ。『どくとるマンボウ航海記』に「T」として登場、本作において辻邦生であることが明かされた。 北と一緒に東北大学医学部を受験し、合格した仲間 宇留賀一夫(郡山病院いわき健康管理センター長、2015年05月16日死去)、前澤潭(医療法人公仁会 前澤病院(長野県駒ヶ根市)2代目院長)、及び篠原(名前不詳、北より1期上の先輩)。1年生の新学期、北が1か月程度遅れて仙台に赴いた直後は、宇留賀と前澤の下宿に転がり込んだ。暫くして、北は医学部の授業に殆ど出席しなくなり、専ら、前澤の読みやすいノートを借り、簡単な抜き書きを作成することで試験に対応していた。或る定期試験の前、北は前澤と一緒に勉強するべく、要点の抜き書き・まとめを試行したが、それを見た前澤からは憫笑される始末であった。
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