東電熱海営業センター時代(2007-)
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「熱海市立図書館」の記事における「東電熱海営業センター時代(2007-)」の解説
東京電力は伊豆半島地域の業務を伊豆の国市の伊豆支社に集約し、熱海市上宿町にある熱海支社の1・2階を熱海営業センターとして3-5階を引き払った。一方の熱海市では熱海市文化会館の閉館が決定(耐震化工事を行って現在は熱海市役所第三庁舎)したため、2007年(平成19年)8月1日に年額2,650万円の5年契約で東電ビル3-5階に移転した。東電ビル移転後の図書貸出者数は飛躍的に増加し、移転前の2006年度(平成18年度)は1,831人/月だったのに対して、2007年度(平成19年度)の移転後(8月-3月)は3,015人/月に、2008年度(平成20年度)は3,420人/月に、2009年度(平成21年度)は3,752人/月となっている。 2011年(平成23年)には元静岡県立熱海高等学校校長と元熱海市職員の兄弟が、熱海市立図書館に雑誌『明星』復刻版(臨川書店、1980年)を寄贈した。静岡県内では静岡市立中央図書館にしか蔵書していない貴重な文献であり、利用者は閲覧のみ可能である。東電との賃貸契約が満了する2012年(平成24年)には、今後も1年ごとに継続更新を行うことで東電と合意した。1996年から図書館や小中学校で活動している「熱海読み聞かせの会」は2013年(平成25年)には文部科学大臣賞を受けた。 2015年(平成27年)11月10日に創立100周年を迎え、起雲閣で記念式典が開催された。静岡県内で歴史の古い図書館には伊東市立伊東図書館などがあるが、熱海市立図書館は静岡県内最古の図書館であるとされる。熱海市は2015年(平成27年)の「熱海市十大ニュース」第1位に「市立図書館100周年」を選んだ。
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