東電社内報告書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/16 04:49 UTC 版)
「東京電力原発トラブル隠し事件」の記事における「東電社内報告書」の解説
東電側は9月15日、内部調査結果をまとめた百数十ページの報告書を提出。隠蔽29件のうち東電側が「不適切」と判断したのは16件で、残り13件は不適切ではないと判断した。 内部報告書の不適切な事例16件発電所原子炉設備内容保安院の評価※福島第一原子力発電所 1号機 シュラウド ひびを報告せず A 蒸気乾燥器 ひびの発見日を改竄 A 炉心スプレースパージャー 補修箇所を黒く塗って偽装 B ジェットポンプ管 ひびの発見日を改竄 D 2号機 シュラウド ひびの一部しか報告せず。ひび部分に金属板を立てかけて隠蔽 A 3号機 シュラウド ひびの兆候報告せず A 4号機 シュラウド ひびの兆候報告せず B 炉心モニターハウジング ひびを「異常なし」と虚偽報告。点検記録の改竄をメーカーに指示 B 5号機 シュラウド ひびを報告せず A アクセスホールカバー 締まりきっていないボルトの存在を報告せず C 6号機 アクセスホールカバー ひびを隠して補修 D 福島第二原子力発電所 1号機 蒸気乾燥器 溶接の日時を改竄 D 2号機 シュラウド ひびの兆候を報告せず B 3号機 シュラウド ひびの兆候を報告書に記載したいとのGEの要請を拒否 A 4号機 シュラウド ひびの兆候を報告せず B 柏崎刈羽原子力発電所 1号機 シュラウド ひびの兆候を報告せず C ※A=法令違反の疑い B=通達違反などの疑い C=不適切 D=問題なし
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