本社屋と事業本部の移転および一体化へ
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「中京テレビ放送」の記事における「本社屋と事業本部の移転および一体化へ」の解説
中京テレビは2011年5月11日、名駅南・ささしまライブ駅(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)近くのささしまライブ24地区(名古屋市中村区)東街区の土地7,120m2の権利を取得し、同所に新社屋を建設・移転する事を発表した。これは現社屋の老朽化に加えて、狭隘化の解消と、昭和区高峯町(現業部門他)と中区錦3丁目(栄本部、主に営業)に分散していた本社機能の統合・業務効率の向上を目的とするものである。 建設場所は2005年にデ・ラ・ファンタジアが開催された場所で、さらに昔は貨物専用駅である国鉄笹島駅があった場所である。 新社屋は2014年3月25日に着工し、2015年12月7日に竣工した。その後、放送設備の工事などを行い、2016年11月21日までに全面移転を完了した。新社屋は、在名局で初の免震構造を取り入れている。 高峯町にあった旧本社からの最後の番組は、2016年11月21日 1:05 - 1:35の『NNNドキュメント』であった。その後、『NNNドキュメント』終了後、社屋移転特別クロージングを放送し、放送休止の間に、旧本社から新本社へのマスター(主調整室)の切り替え作業を行った。5:13 - 5:15の移転告知オープニングを放送した後、同日 5:15 - 5:20の『まんなかチュウキョ〜!』(ミニ番組)より新本社からの送出、さらに、5:58頃の『ZIP!』のローカル枠(磯貝初奈アナウンサーの進行による東海地方の天気予報)から新社屋からの生放送を開始した。なお、11月21日以降はすべての番組を新社屋のスタジオで収録しているが、一部の番組は先行的に新社屋での収録を行なっていた。 新社屋の1階は一部エリアを除き、一般人も入ることができる。名古屋駅からも近く、災害発生時のいわゆる「帰宅困難者」が出た場合はこの1階部分が避難場所として使用される。 2019年6月26日に、高峯町の旧本社跡地にフィールステージ八事店が開業した。 なお社屋の移転に合わせ、中京テレビでは新コーポレートマークと新たにブランドステートメントを発表、同時にコーポレートカラーとして「Chukyo Active Pink」も制定し、和文ロゴも一新した。これらは移転前の2016年4月1日から使用を開始し、キャラクターのチュウキョ〜くんについても使用を継続する。 社屋移転に伴い、『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のメイン会場も2018年からは従来の栄ではなく、本社横の公園、キャナルパークささしま(社屋と愛知大学名古屋キャンパスの間)での開催になった。しかし、イベント開催時間は短縮(番組放送時間内にイベント終了)されたので、名古屋地区での『サライ』の大合唱は2017年が最後となった。
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