本木家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/09 03:53 UTC 版)
本木“ファッツ”ひろみ(もとき ふぁっつ ひろみ) 日本の首都圏にある架空都市「浜市」にてスクラップ業を営む中年男性。ファッツと呼ばれている。ずんぐりとした肥満体だが、派手な衣服にアクセサリーを身に付け、スポーツカーやバイク、ロックンロールを大切にし続ける永遠のティーンエイジャーである。髪型もロッカーズを自称するだけあって見事なリーゼントに決めているが、実は脱着式のカツラである。そのため指で小突かれた程度で向きが変わってしまうことも。実際の頭髪は非常に寂しいことになってしまっている。鈍重そうな見た目に反して、若者がたじろぐほど激しいギタープレイをしたり、容易にバック転をするなど身体能力は高い。若かった頃は愛用のバイクを乗り回していたと思われる。 やや身勝手ながらも家族思いだが、それ以上にロッカーズとしての生き方に拘っている。それが多感な年頃の娘リカコには理解できない。リカコが自分のことを少々疎ましく思っていることを知っているがゆえに一層「家族のスキンシップ」を求めるファッツであるが、多くの父娘がそうであるように、なかなか溝は埋まらずファッツは苦悩する。 本木理果子(もとき りかこ)/リカコ ファッツの娘。本木家の次女。地元の高校(一高と呼ばれている)に通っている。同じ高校の卒業生である姉マリコのせいで不良グループの一員として学校から目をつけられているらしい。やや気難しく年齢の割に冷めた目で世の中を見ているところもあるが、いたって一般的な普通の女子高生である。 家族を顧みず、自分のポリシーが命ずるままに好き勝手に生きている(ようにリカコには見える)父ファッツを理解することができず、思い悩む。 本木真理子(もとき まりこ)/マリコ ファッツの娘。本木家の長女。破天荒な父に似たのか、自由奔放に生きる22歳の女性。職業はコンパニオン。毎夜のように街に繰り出し遅くまでディスコで踊り狂っている。玉の輿に乗るという野望を秘めている。 サバサバした性格で、本木家のことを「冷えた家庭」と自嘲する。高校時代は非常に荒れていたらしく今なお伝説として語り継がれている。そのせいでリカコまで不良だと周囲から思われているらしい。 母(はは) ファッツの妻。リカコらの母。作中のセリフによると前年に亡くなった。マリコ曰く、母親が死んだため父親の歯止めが利かなくなったとのこと。ファッツとは10代からの付き合いで、若かりし日の写真にバイクとファッツともども写っていることなどから、ファッツにとっては最高の理解者だったと思われる。
※この「本木家の人々」の解説は、「バイクメ〜ン」の解説の一部です。
「本木家の人々」を含む「バイクメ〜ン」の記事については、「バイクメ〜ン」の概要を参照ください。
- 本木家の人々のページへのリンク