有賀長伯とは? わかりやすく解説

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有賀長伯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/04 23:36 UTC 版)

有賀 長伯(ありが/あるが ちょうはく、1661年寛文元年)- 1737年6月29日元文2年6月2日))は、江戸時代前期から中期の歌人国学者である[1][2]。号は以敬斎[1][2]、無曲軒[1]、六喩[1][3]がある。

経歴・人物

医師の家系の子して、京都に生まれる[1][4]。後に大坂に移り、住吉にて貞門派[5]望月長孝及び平間長雅の門人となり国学や俳諧詠歌を学んだ[1][2]

後に堂上家の歌学を参考にし[5]、有賀家の七部書を執筆した事により上方における公卿二条家の歌風に影響を与えた[1][5]1695年元禄8年)には伊勢豊宮崎文庫における歌人の組合等を成立する等、代表的な歌人となった。なお、長伯が執筆した歌集は後に歌人の初心者における便宜に貢献した[2]。子に有賀長因がいる[1]

主な門人

  • 有賀長因
  • 加藤景範
  • 辻経長
  • 川井立牧
  • 堀内雲鼓

主な著作物

主著

  • 『和歌世世の栞(和歌世々濃志遠利)』[6]- 1686年貞享3年)刊行。
  • 『和歌八重垣』[1][3]- 1700年(元禄14年)刊行。有賀家における七部書。
  • 『和歌麓の塵』[3][5]- 1881年明治14年)刊行。長伯没後、有賀家の代々が執筆。

その他の著書

存命中に刊行

  • 『浜の真砂』[2]
  • 『初学和歌式』[2]- 1696年(元禄9年)刊行。
  • 『歌枕秋の寝覚』[2]- 1692年(元禄5年)刊行。
  • 『和歌分類』- 1698年(元禄11年)刊行。

没後に刊行

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社)『有賀長伯』- コトバンク
  2. ^ a b c d e f g 朝日日本歴史人物事典(朝日新聞出版)『有賀長伯』- コトバンク
  3. ^ a b c ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(ブリタニカ・ジャパン)『有賀長伯』- コトバンク
  4. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 61頁。
  5. ^ a b c d 世界大百科事典 第2版(平凡社)『有賀長伯』- コトバンク
  6. ^ デジタル大辞泉小学館)『有賀長伯』- コトバンク

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