月の箱庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 04:05 UTC 版)
『彼女たちの流儀』の作中において胡太郎たちが演じる劇『月の箱庭』は、中世ヨーロッパ風の世界を舞台に青年吸血鬼「レミューリア」と女王「セレス」との愛を描いた作品である。内容は以下のようなものである。 人間達に迫害され長い旅をしてきた吸血鬼のレミューリア(鳥羽莉)は、漆黒の月に照らされた不思議な国に迷い込む。そこは女王セレス(胡太郎)の他に誰一人暮らしていないという「死せる月の国」だった。その光に照らされた人間はたちどころに命を奪われるという「死せる月」も、同じ闇の中に生きる吸血鬼であるレミューリアには効果がない。格好の逃げ場所を見つけたと思ったレミューリアは女王セレスの許しを得てしばらくの間そこに留まることにした。 一方そのころ、人間達の住む国では「死せる月」の力により人々が脅威にさらされていた。対策を講じている国王(山内)や貴族達(尾瀬道、杉浦、丹波)の前にアルクラ(涼月)と名乗る占星術師が現れる。アルクラは国王の不安を消し去ってみせると言い放ち、「死せる月の国」へと赴く。 文化祭での劇の上演シーンは鳥羽莉か朱音の攻略ルートのみに存在し、その他4ヒロインのルートでは胡太郎のセリフの中で語られるだけである(しかも、千佐都ルートでは胡太郎はクラスの出し物に参加するために五百里に代役を頼み、彼自身は劇には出演すらしていない)。なお、鳥羽莉ルートの場合、文化祭本番では胡太郎と鳥羽莉のアドリブ合戦となるため、この部分の本来の筋(と思われるストーリー)は朱音ルートでしか見ることができない。その朱音ルートでは非常に貴重な「演じ手としての朱音」を見ることができる。また6人のヒロインすべてのエンディングを観終わると、タイトル画面の黒い三日月が黒い満月に変化し背景の青空が夕焼け空になる。黒い月の部分をクリックすると隠しシナリオ『月の箱庭』が始まり、鳥羽莉とのもう一つのエンディングが迎えられる。エンディング後はタイトル画面の夕焼け空が再び青空に戻る。
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