時間割の編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 09:52 UTC 版)
時間割の原理・法則に基づいて時間割を編成する作業はコマ入れとかコマ割りなどと呼ばれ、さながらパズルを組み上げるようである。数学的には一種のスケジューリング問題であり、組合せ最適化の分野に属する。コンピュータの普及も手伝って、時間割編成のソフトウェアも開発されている。 各学校に時間割担当の教員が存在し、中心となって編成を行う。学校によって作成方法はまちまちだが、昔ながらのマグネットの駒を用いた時間割編成板(通称コマ盤)を用いて手動で作る方法。時間割編成ソフトに条件を入力し、パソコンの画面上で微調整を加えながら編成していく方法などがある。 時間割編成は教務にとって、年度最初で最大の山場である。4月初めの会議で担任割・教科の先生の割り当てなどが決められ、それから始業式までに(厳密には各教員が教科の準備、クラスの配布物・掲示等を準備する猶予をもたせて)時間割編成を完了させなければならないのである。従って正確にすばやく練り上げる技術が必要となる。時には深夜まで作業を続けるなど急ピッチで作業が進められているのである。
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