時間割の自己設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 09:52 UTC 版)
ほぼ全ての大学やごく一部の高等学校(総合高校や単位制による高校)の中には、学校が全学生・生徒の時間割を指定せず、学生・生徒が学校が提示した授業の開講スケジュールを元に時間割の作成を任せているところもある。この方法では、学生・生徒は学校から事前に配布されたシラバスと開講スケジュール表を参照し、学習指導要領や学校の履修規定に従って履修する科目を選んで時間割を作成する。ただし、一部必修とされる授業では人数の都合で、複数コマ開講されても、時間が指定されて受講させられる場合があり、この場合は学校側が一部時間割を作成していると受け取る事もできる。 結局時間割作成に手間を要するのはもちろんのことであるが、その手間を負担するのが教師ではなく学生・生徒である点が、この方法の大きな特徴である。 この方法は、学生・生徒にとっては履修したい科目を自由に選べる利点があるが、履修したい科目の開講が希望の時間でなかったり、必修科目と同じ時間にあるために履修できなかったりすることもある。教師にとっては、自らが担当する科目と他の必修科目との競合や、授業をする教室の確保、校務分掌の時間の確保など、いくつかの配慮を要する必要はあるものの、自ら担当授業の時間割を設定することが可能である。ただし、これに先立ってシラバスの準備が必要となる。
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