昭和・平成の二口林道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 17:17 UTC 版)
二口林道は、自動車の通行を目指して1960年代から改修工事をはじめ、1973年(昭和48年)に開通した。工費は宮城県と山形県あわせて合計約4億4千万円である。林道として予算を立てたが、秋保と山寺という二観光地を結ぶ道路を建設する構想があった。ところが毎年のようにどこかが崩れて通行止めになり、開設費用の倍以上の改修費を注ぎ込みながらろくに通れない道路になった 1999年(平成11年)8月の豪雨で路面が崩壊したため、宮城県側が全線通行止めになった。2002年(平成14年)に白糸の滝近くまで部分開通したが、全面開通に必要な事業費4億3000万円の県負担分が国庫補助事業では5割だったため工事をせずに放置し続けていた。政権交代によって地域活性化・公共投資臨時交付金が活用出来るようになり、県の負担分が5パーセントとなったため、2010年(平成22年)に工事を始めた。2011年(平成23年)10月30日に、12年振りに全通した(ただし、11月7日から冬季閉鎖となる)。 2007年(平成19年)9月に上陸した台風9号により、山形側で大規模な土石流が発生したが、その後の復旧工事によって復旧が完了した。
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