春の交響曲とは? わかりやすく解説

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はるのこうきょうきょく〔はるのカウキヤウキヨク〕【春の交響曲】

読み方:はるのこうきょうきょく

原題Spring Symphonyブリトゥン交響曲1949年作曲。全4部12曲。独唱混声合唱少年合唱および管弦楽編成による連作歌曲としての形式をとる。


春の交響曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 01:14 UTC 版)

春の交響曲(はるのこうきょうきょく、Spring Symphony作品44は、ベンジャミン・ブリテンが1949年に作曲した、3人の独唱者(ソプラノアルトテノール)、混声合唱少年合唱管弦楽のための交響曲である。表現の主体は声楽にあり、形式的にはオラトリオあるいは連作歌曲ともいえる。指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーボストン交響楽団に献呈されている。

全曲は12の楽曲からなるが、古典的な交響曲の楽章に相当する4つの部分に分かれていて、13世紀の作から20世紀のW・H・オーデンのものまで14篇のイギリスの詩が用いられている。

演奏時間は約45分。

楽器編成

楽曲構成

第1部
  • 第1曲 序奏「輝きいでよ」(Shine out ) - 16世紀の作者不詳の詩による。
  • 第2曲 「陽気なカッコウ」(The merry cuckoo ) - エドマンド・スペンサーの詩による。
  • 第3曲 「春よ、やさしい春よ」(Spring ) - トマス・ナッシュ(Thomas Nashe)の詩による。
  • 第4曲 「馬車に乗る少年」(The driving boy ) - ジョージ・ピール(George Peele)、ジョン・クレアJohn Clare)の詩による。
  • 第5曲 「朝の星」(The morning Star ) - ジョン・ミルトンの詩による。
第2部
  • 第6曲 「来たれ、誉れの娘たち」(Welcome maids of Honours ) - ロバート・ヘリック(Robert Herrick)の詩による。
  • 第7曲 「天の水よ」(Waters above ) - ヘンリー・ヴォーン(Henry Vaughan)の詩による。
  • 第8曲 「芝生に寝ていると」(Out on the lawn I lie in Bed ) - W・H・オーデンの詩による。
第3部
  • 第9曲 「わが五月はいつ来るのか」(When will my May come ) - リチャード・バーンフィールド(Richard Barnfield)の詩による。
  • 第10曲 「美しい、美しい」(Fair and fair ) - ジョージ・ピールの詩による。
  • 第11曲 「笛を吹け」(Sound the Flute! ) - ウィリアム・ブレイクの『無垢と経験の歌』より「無垢の歌」の『春』による。
第4部
  • 第12曲 フィナーレ - フランシス・ボーモント(Francis Beaumont)の戯曲『ぴかぴかすりこぎ団の騎士英語版』の一節による。最後は「夏は来りぬ英語版」として知られる13世紀のカノンで締めくくられる。

参考文献




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