明治時代以後の式次第
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 23:22 UTC 版)
式に先だって、皇居・宮中三殿の付属施設である神嘉殿の南庭にあらかじめ仮屋を設け、中央に簾薦を敷き屏風2双を立ち廻らし、その中に御座を設け灯台2基を供する。1月1日午前5時30分、天皇は綾綺殿で黄櫨染御袍を着用し、掌典長の先導で神嘉殿南庭に出る。拝礼の御座で、伊勢神宮の皇大神宮・豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神祇を拝する。この時に天皇が拝する神々・天皇陵は、伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代の各山陵、武蔵国一宮(氷川神社)、山城国一宮(賀茂別雷神社と賀茂御祖神社)、石清水八幡宮、熱田神宮、常陸国一宮(鹿島神宮)、下総国一宮(香取神宮)を順次拝する。四方拝を終えると、天皇は宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)をそれぞれ拝礼する。
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