旧河道の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:06 UTC 版)
2002年の付け替えによって、廃川区間は放置され、野ざらしの状態となった。草津市は活用案の検討を進め、約7 km(キロメートル)を6つの区間に分け、2014年度から順次整備に着手した。そして、2017年度に草津川跡地公園がグランドオープンとなった。 廃川区間である金勝川合流地点から河口までの約7.2 kmのうち、JR新幹線~メロン街道間の約5.7 kmは、県の所有となった。金勝川合流地点からJR新幹線までの上流区間は、草津川防災ステーション(施設規模;約0.9ha)。メロン街道から下流は、琵琶湖(ビオトープ保全区間)として残る。 『草津川廃川敷地整備基本計画』に基づき、草津川廃川敷地利用計画検討協議会が開催され、跡地利用に向けて現在検討がされている。廃川区間のJR新幹線~JR東海道本線間は、7団体により滋賀県と草津市の三者で、廃川河道の草刈りや清掃などの管理委託がされ、中山道の渡し場付近には、江戸時代後期の徒歩渡しの再現がされている。 草津市木川・野村地区を含む周辺地区の交通利便性を向上させる目的から都市計画道路大江霊仙寺線(おおえりょうせんじせん)の延長工事が、2006年5月から旧草津川の一部で堤防の切り崩し工事や河道の平坦化工事が行われ、2008年4月21日に開通した。また、都市計画道路大津湖南幹線(主要地方道草津守山線)の旧草津川砂川大橋の撤去工事により平地化され、2010年11月16日、4車線で供用開始した。
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