日本航空との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 15:56 UTC 版)
「JET STREAM」の記事における「日本航空との関わり」の解説
後藤亘(ごとう わたる、当時FM東海職員で現在エフエム東京名誉相談役)らが、旅愁を感じさせる番組作りを目指して企画した。企画段階では10分番組の予定であったが、日本航空(以下、JAL)が気に入り、番組スポンサーとなった。これは、当時のJAL宣伝課長がアメリカ合衆国へ勤務した際に、航空会社提供の深夜のラジオ番組を聴いて、JALでも同様の番組をやりたいと考えていたことがあり、両者の意向が一致したことによる。 JALのこの番組に対する思い入れは深く、日本人の海外旅行が夢だった時代に、世界へ思いを馳せる貴重な番組として位置付けられていた。そのため、番組中では世界中の国や都市、あるいはそれにまつわる雑学などを紹介し、それらの国や都市へのジャルパックを告知する、という広告的な紹介が多く、さらにJALが通常流しているラジオ広告を番組の終了後に流していた。番組内で広告的な紹介を行なうことは当時として斬新であり、現在もこの時代の番組編成に対し根強いファンがいる。 JALの経営が悪化した時期に、大胆な広告費の歳出削減を行う状況においても、『JET STREAM』の単独スポンサーだけは長年に渡り続けられていた。しかし2010年(平成22年)1月19日に、JALが会社更生法の申請を行い、事実上倒産した時は、経費削減から番組スポンサーの撤退も検討されたものの、最終的にスポンサー体制縮小とし一社提供を断念する形をとった。2010年6月1日以降、JAL以外のスポンサーは時期・曜日により入れ替わりながら現在に至っている。
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