日本に対する思い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:04 UTC 版)
世界に出て再認識したことのひとつが、日本語を大切にすることであるという。きっかけに関して、「米国に行ってから、日本語の深さや美しさを自分なりに感じるようになり、日本語をきれいに話したいと思い始めた。日本語でも自分の感覚や思いを伝えることは困難だと感じている。それが外国語となれば、不可能に等しい。英語で苦労する以前に、僕は日本語で苦労している」と話している。また、野球以外でも、経済や日本企業の技術力、動向などにも高い関心を持っており、「日本の製品は安心感が抜群。外国メーカーの技術も、実は日本人が開発していることが多いのでは、と想像している。技術が外に出ていく状況をつくってしまった国や企業に対して、それはいかがなものか、とは思う。」とした上で「いま、安倍(晋三首相)さんのこと、めちゃくちゃ応援しているんです。頑張ってほしい」と述べている。 こうした日本人としてのアイデンティティはチームメイトにも伝わっておりヤンキース時代にチームメイトだったデレク・ジーターは「イチローは性格的に何も言わないが『自分が日本人に対する見方を変える』という強い意識を持って常にグラウンドに立っているのは事実だよ。彼がよく身内に対して口にする言葉に『ジャパニーズ・アイデンティティ』というものがある。自分が日本人であることに誇りを持っている何よりの証拠と言えるよね。」と答えている。
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