日本における普及状況と課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 13:29 UTC 版)
「トレイルランニング」の記事における「日本における普及状況と課題」の解説
大会において、一時的にせよ競技者が狭隘な登山道を多人数で占拠することとなるため、登山者やトレッキング愛好者から拒絶反応を受けることも珍しくない。例えば、国内の有力レースに成長すると期待されたOSJハコネ50Kレースは、主催者調べで登山者からのクレームはゼロでコースもほとんど荒れなかったとの見解に対し、環境省箱根自然環境事務所は「箱根の歩道(登山道)利用に関するガイドライン」を元に大会開催の自粛を要請したため、2007年に第1回開催を果たしたのみでその後は開催不可能になった。競技を通じて登山道が損傷したり、周辺の植生に悪影響を及ぼすはずだと考える地元関係者も存在する。競技主催者や愛好者は、こうした懸念を取り除くための努力を続けている。 トレイルランニングの普及に尽力している競技主催者や愛好者がいる一方、毎年11月に開催されている神戸市主催の六甲全山縦走大会において、大会ルールで明確に走ることを禁止しているにも関わらず、一部の心無いトレイルランナーが大会に参加し、ルールを破って走っている為に、トレイルランナー自体の印象を悪くしている。 大会参加者のケガや病気、転落事故等は参加者の自己責任となるが、後援団体やスポンサーによっては大会に関連したケガや事故の発生をマイナス要素と受け止め、次年度以降の支援を停止することがある。
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