日本でのネコブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:59 UTC 版)
2010年代に入り、日本では和歌山電鉄貴志駅の名物三毛猫、たま駅長が火付け役となり、空前の猫ブームが巻き起こった。たま駅長の経済効果だけで年間11億円にも上った。2012年から2016年の4年間で飼い猫の頭数が30万匹増え987万匹となり、いずれ飼い犬の頭数を抜くことが予想され、猫の餌代や特集本や猫グッズの売上など、経済効果は関西大学名誉教授の宮本勝浩によると2015年(平成27年)で2兆3162億円と試算された。この風潮を安倍晋三が唱えたアベノミクスになぞらえ「ネコノミクス」との造語が マスメディアを中心に使われ始めた。2月22日の「猫の日」には全国で様々なイベントが好評を博した。猫に関するSNSサイトなどの急増もブームを後押しした。 こうした需要を受けて、賃貸住宅でも「ペット飼育可」の物件が目立つようになった。東京都内では、ネコ飼育限定のアパートメントを貸し出す事業者もある。完全室内飼いを条件とする代わりに多頭飼育も認め、入居が順番待ちとなっている。 2017年からはネコに関する検定試験であるねこ検定が実施されている。
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