新社屋建設
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山陽放送は2017年に岡山市北区天神町の市立岡山後楽館中学校・高等学校跡地の民間への売却先を決める公募型プロポーザルに応募し、外部有識者を交えたヒアリングの結果を経て岡山市から優先交渉権者に選ばれた ことで、旧後楽館中・高跡地に新社屋を建設することを決めた。 規模は地上5階・地下1階建。延床面積は約1万1000平方m。設計は日建設計。施工者は清水建設・大本組・荒木組の共同企業体が請け負った。2018年12月に着工し、2020年7月22日に竣工。業務開始は2021年6月6日で、テレビも同日から運用開始した。なお、後述の多目的ホールは2020年10月より先行で開業している。 新社屋である「RSKイノベイティブ・メディアセンター」には、テレビ・ラジオのスタジオの他に、カフェ・レストランを併設する他、1階には能舞台を備えた多目的ホール「能楽堂ホールtenjin9」(最大250人収容)を新設し、伝統芸能をはじめ、演奏会、講演会などに利用する。なお、放送局内に能舞台を常設するのはRSK山陽放送が全国初である。同局では、今回の新社屋建設を機に、「文化芸術ゾーンと調和した開かれた放送局」として、活動のさらなる発展的継続と革新を目指すイノベーティブ・メディアセンターをつくるとする。 このうち、テレビのニューススタジオは建築家の隈研吾がデザインを手掛けており、岡山の豊かな森林をイメージし、国産スギとヒノキの丸太を半分に割って壁材にするほか、緑と茶色のカーペットでこけむした地面を表現している。 岡山市北区丸の内の旧社屋は「丸の内オフィス」に転換され、ラジオ放送部門を統括するラジオ局とラジオマスター及び親会社のRSKホールディングスが共々残留している。
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