教会堂内部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 09:00 UTC 版)
「サンタ・マリア・マッジョーレ教会 (ベルガモ)」の記事における「教会堂内部」の解説
教会堂内は建設当初のロマネスク様式のギリシャ十字型(集中式)を維持しており、身廊とその両側に側廊があり、交差部の正面仕切りで内陣と区切られている形状である。ただし、内装は17世紀の改装時にバロック様式のものに置き換えられている。 壁面に飾られた聖母マリアの生涯を描いたタペストリーは、1583年から1586年に掛けてアレッサンドロ・アローリ(英語版)がフィレンツェで製作したものや、フランドル地方で作られたものがある。1698年にLudwig van Schoorがアントワープで製作したキリスト磔のタペストリーの上には、1691年にルカ・ジョルダーノが描いた紅海渡渉(海を渡るモーセ)の絵が架けられている。 身廊のいわゆる入口部分にはUgo da Campioneが1313年~1320年に掛けて製作したGuglielmo Longhi枢機卿の彫像や、Vincenzo Velaが1855年に製作した作曲家ガエターノ・ドニゼッティの墓所がある。左側の側廊の始まり部分にはアンドレア・ファントーニが1704年に製作したバロック様式の告解聴聞席が置かれている。 クワイヤの手すり子(バラスター)には、14世紀に作られたキリスト磔の姿がデザインされたものがある。また、クワイヤの木製座席はBernardo ZenaleとAndrea Previtaliによってデザインされたもので、そこに取り付けられている6基のブロンズ製燭台は1597年に作られたものだ。クワイヤの聖書の話をデザインした木彫はロレンツォ・ロットによって製作されたものである。 右側の翼廊には聖アエギディウスの生涯や、最後の晩餐、生命の樹を描いたフレスコ画があるが、一部は17世紀の改修時に描かれたフレスコ画で上書きされてしまっている。
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