所在地と教会建築様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:31 UTC 版)
「ルター派シュタット教会 (ウィーン)」の記事における「所在地と教会建築様式」の解説
ルター派シュタット教会はドロテーア通り18にあり、改革派シュタット教会に隣接している。通りの向かい側にはオークション会館がある。 教会堂はルネサンス建築に建てられたが、通り側は新古典主義建築になっており、正面ファサード上に三角の切妻屋根を持つ。正面入り口上部に二つの付柱を脇に置く半円アーチ形の装飾窓がはめ込まれている。ルター派シュタット教会は教会塔を持たないが、正面ファサード上に鐘を置く形になっている。側廊を欠く単廊式教会堂であり、教会堂内部に2階席を持つ。ウィーン市内の美術史美術館に展示されているアンソニー・ヴァン・ダイクの油絵『十字架上のキリスト』を模写したフランツ・リンダ―作の祭壇画が、ルター派シュタット教会の祭壇に置かれている。祭壇の傍には1876年に聖職者用椅子が置かれた。人造大理石で出来た円柱形洗礼盤が1822年に設置された。会堂後ろには神聖ローマ皇帝マティアスと皇后アンナ・フォン・ティロル、フェルディナント2世の心臓がここに埋葬されていたことを示す銘板が置かれている。これらの心臓は後にアウグスティーナ教会に移された。さらに、福音主義信仰を持ったウィーンの殉教者カスパー・タウバーと宗教寛容令を発布しルター派信仰を許容したヨーゼフ2世記念銘板も設置されている。
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