政治局協議会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:39 UTC 版)
「朝鮮労働党第8期中央委員会」の記事における「政治局協議会」の解説
コロナ対応を主な議題とする形で2022年5月14日、2022年5月15日、2022年5月21日、2022年5月29日に開催された。 このうち、5月15日の協議会で金正恩は「国家が調達する医薬品が薬局を通じて住民に適時に、正確に行き届いていないのは、その直接的実行者である内閣と保健医療部門の活動家が現在の危機状況に対する認識を正しく持てず、人民への献身的奉仕精神を口で唱えるだけで積極的に乗り出していないことに起因する」として、内閣と保健医療部門の「無責任な活動態度と組織・実行力」を強く批判したほか、政治局員候補・中央検察所所長の于尚哲(ウ・サンチョル)についても、「党政策の実行を法的に強力に保証すべき司法、検察部門が医薬品保障に関連する行政命令が迅速かつ正確に施行されるように法的監視と統制をまともに行えずにおり、全国的に医薬品取扱および販売で現れているいろいろな否定的傾向を正すことができずにいる。厳しい時局にさえ何の責任も、呵責も感じず、何の役割も果たせない中央検察所所長の職務怠業、職務怠慢行為を辛辣に叱責した」という。 また、朝鮮中央通信の報道によると、金正恩は協議会終了後に政治局常務委員や政治局員・政治局員候補らに平壌市内の薬局を抜き打ち視察するよう指示し、自らも政治局常務委員の趙甬元と金徳訓、保健相のチェ・ギョンチョル、党中央委員会の当該の部署の幹部らを従えて大同江区域の薬局を抜き打ち視察したところ、「薬局がその機能を円滑に遂行できるように整えておらず、陳列場以外に薬品保管場所も別にない立ち遅れた状況であり、薬局の販売員が衛生服装もまともに整えていない状態でサービスをしている実態と基準に到達していない衛生環境問題についても指摘した」という。
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