放射線の種類による相互作用の違いとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 放射線の種類による相互作用の違いの意味・解説 

放射線の種類による相互作用の違い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/24 03:48 UTC 版)

放射線物理学」の記事における「放射線の種類による相互作用の違い」の解説

放射線には大きく分けて電荷持ったものと持たないものがあり、特に電荷持った放射線場合物質との電磁相互作用が盛んであり、物質との相互作用荷電粒子線がエネルギーを失うことを電離損失呼んでいる。 とくに電子などの軽い荷電粒子線はこの電離損失よりも光を放射してエネルギーを失うこともあり、特にエネルギー高くなるほどその傾向強くなる例え制動放射チェレンコフ放射シンクロトロン放射などがそれである。 X線ガンマ線場合物質に当たると、放射線エネルギーが低い順に、光電効果コンプトン効果対生成引き起こす。更に高エネルギーガンマ線では光核反応引き起こす中性子線場合電荷存在しないため物質電子とは直接相互作用しないため電離作用はせず、おもに原子核衝突することによってエネルギー失っていく。中性子衝突した原子核弾き飛ばされこれも電荷運動エネルギー持っており(核爆発でも同じよう核分裂生成物放射線となり、ようは巨大なアルファ線のようなのである)、非弾性散乱場合ガンマ線などを放射するため、二次的に電離引き起こすことはある。衝突により失速し最終的に速度失って中性子捕獲によって捉えられるか、中性子自体10分の半減期持っているため放射性崩壊により崩壊して陽子となる。

※この「放射線の種類による相互作用の違い」の解説は、「放射線物理学」の解説の一部です。
「放射線の種類による相互作用の違い」を含む「放射線物理学」の記事については、「放射線物理学」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「放射線の種類による相互作用の違い」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「放射線の種類による相互作用の違い」の関連用語

放射線の種類による相互作用の違いのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



放射線の種類による相互作用の違いのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの放射線物理学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS