放射線の胎児への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:14 UTC 版)
身体的影響と遺伝的影響の中間にあたるともいうべき放射線の胎児への影響、すなわち生殖細胞が受精した後に受精卵から胎児へと成長する段階において被曝したときの影響については、身体的影響及び遺伝的影響とも異なる次の特徴が存在する。 影響の時期特異性 放射線被曝を受けた時期によって発生する障害が異なる 高い放射線感受性 一つの受精卵が10兆個の細胞に成長・分化する胎児は放射線の感受性が最も高く、被曝線量に対して発生する影響も成人よりも大きくなる。 影響の非可逆性 人体に備わった自然の治癒能力では回復しない非可逆的な障碍が発生するときがある。
※この「放射線の胎児への影響」の解説は、「放射線障害」の解説の一部です。
「放射線の胎児への影響」を含む「放射線障害」の記事については、「放射線障害」の概要を参照ください。
- 放射線の胎児への影響のページへのリンク