ほうしゃせん‐かじゅうけいすう〔ハウシヤセンカヂユウケイスウ〕【放射線荷重係数】
放射線加重係数(radiation weighting factor)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 23:51 UTC 版)
「等価線量」の記事における「放射線加重係数(radiation weighting factor)」の解説
算出に用いられる放射線加重係数は、放射線の種類によって値が異なり、X線、ガンマ線、ベータ線は 1、 陽子線は 5、 アルファ線は 20、 中性子線はエネルギーにより 5 から 20 までの値をとる。 放射線加重係数は、国際放射線防護委員会1990年勧告による下表のものが広く使用されている。なお、2007年に新しく発表された勧告では、中性子の放射線加重係数として、線量計算の実用的観点から連続関数が導入されている。 放射線加重係数(参考として線質係数も記載)放射線の種類(R)エネルギー(E)範囲放射線加重係数線質係数光子 (電磁波、X線、ガンマ線など) 全エネルギー 1 1 軽粒子(電子、ミュー粒子など) 全エネルギー 1 1 中性子 E < 10 keV 5 10 10 keV < E < 100 keV 10 10 100 keV<E < 2 MeV 20 10 2 MeV < E < 20 Mev 10 10 20 Mev < E 5 10 陽子 反跳陽子を除く,2 MeV < E 5 10 α粒子、核分裂片、重原子核 20 20 1 Sv = 1000 mSv(ミリシーベルト) = 1000000 μSv(マイクロシーベルト)
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