損失と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 16:15 UTC 版)
北軍の損失は軽く、5名が戦死または瀕死の重傷、7名がやや軽い怪我だった。ミズーリ州兵の損失については信頼できる資料が無い。ほんの数人が戦死し、1ダースかそこらが負傷したと考えられている。約80名は捕虜になった。ライアンは州兵隊の武器庫で物資と装備を捕獲し、その中には弾薬の無い鋳鉄6ポンド砲2門、500挺の時代遅れになった火打ち石式マスケット銃、1,200足の靴、幾張りかのテントおよびかなりの食糧も含まれていた。 この戦いの実際の影響は戦略的なものであり、人命の損失は小さかったものの、それよりも遥かに大きなものだった。ブーンビルの戦いで州内中央から脱退派の勢力を効果的に追い出し、北軍のために確保した。プライスはレキシントンも保持できないと理解し、退却部隊に加わった。南軍寄りが強かったミズーリ川水系と脱退派の通信は遮断された。ミズーリ川の北で奴隷を所有する地域で徴兵したとしても、南軍に加わることは難しくなった。州内のこの地域から食糧や物資を得ることももはやできなくなった。 もう一つの結果は士気の低下だった。ミズーリ州兵は他日戦って勝つこともあったが、この初期の敗北によってひどく士気低下していた。ライアンの勝利は北軍がミズーリ州の確保を強固にするための十分な時間を与えた。マーマデュークは失望してミズーリ州兵隊を辞任し、連合国での仕事を求めた。
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