捕鯨任務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:19 UTC 版)
第二次世界大戦後の一時期、残存艦船の一部は艦尾のスロープを利用し、船倉に冷蔵庫を増設、中部甲板に鯨油採取のためのプレスボイラーを設置し、捕鯨母船への改装が施された。そして民間の大洋漁業株式会社(マルハ旧称)と極洋捕鯨に貸し出され、小笠原近海捕鯨に従事している。第三次にわたる戦後日本最初の捕鯨活動業績は以下の通り。なお各艦は捕鯨業務中に運搬船と合流、燃料・真水・生鮮食品を受け取るかわりに鯨肉を移載しているので、下記の全頭の鯨肉を艦内に積載したわけではない。 第一次捕鯨:第19号輸送艦 《大洋漁業》1946年(昭和21年)2月14日(24日とも)~4月13日 座頭鯨(ザトウクジラ)12、鰯鯨(イワシクジラ)29、抹香鯨(マッコウクジラ)72:合計113頭 第二次捕鯨:第16号輸送艦、第19号輸送艦 《大洋漁業》1947年(昭和22年)2月~4月 座頭鯨1、鰯鯨101、抹香鯨115:合計217頭 第二次捕鯨:第13号輸送艦 《極洋捕鯨》1947年(昭和22年)2月~4月 白長須鯨(シロナガスクジラ)1、長須鯨(ナガスクジラ)1、座頭鯨28、鰯鯨150、抹香鯨195:合計375頭 第三次捕鯨:第9号輸送艦、キャッチャーボート「関丸」、「第五関丸」、「第七関丸」 《大洋捕鯨》1948年(昭和23年)2月15日~5月10日 白長須鯨1、長須鯨1、座頭鯨2、鰯鯨77、抹香鯨74:合計155頭
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